ワイヤーカットの部品加工

非常に細かく精密な加工の依頼です。材料はチタンなので切削は加工しずらいようです。ワイヤーカットでも補正値が他の金属と違うので、サンプル加工を必要とします。

 1センチ以下の大きさで、ワイヤー線は基本的に上下にしか動きませんので、4工程をかけて製品の一部づつ加工します。
 ワイヤーカット加工とは、先日テレビで紹介されたときは、電子カッター、、、間違いはないですが、細いワイヤー線に電気を通して放電現象を利用した非接触加工です。
 物体を直接加工する切削加工と違い、少しの間をあけ放電することで金属を溶かしながら形状を作ります。溶ける際に熱を発生するので、水の中とか油の中で加工します。行ったり来たりと何回も同じところをなぞるようにして寸法精度を上げることができる加工です。この製品も一番うるさいところは5μmを要求されてます。
 本来は物を大量に作るプレス加工の際必要とする金型の加工用機械としてが主流でしたが、大量生産自体が海外に移った現在では金型の仕事は少なくなったので、当社としては加工技術を微細な加工製品の加工に主体を置くようになってきました。
 一番難しいのは、製品をどのようにして保持するか、、、。機械は大きくテーブルもそれなりにしっかりとしてます。通電しなければ加工できず、通電性のある金属で製品を固定、位置出しをしてから必要なところだけを加工します。加工時間より治具の作成、取付、位置出しのほうが加工時間よりはるかに多くに時間を要し、それによって製品の良し悪しにも大きく影響します。
 こんなものはできますか??との問い合わせに、今までの経験を生かしてトライする仕事が面白いです。