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今年を振り返って

今日は28日です。あと4日で令和元年を終えます。今年は5月に新年号が始まり、平成に幕を下ろしました。また今年の6月、大正、昭和、平成、令和を生き抜いた創業者の父が95歳で他界しました。 思えば当社に歴史も62年以上となり、父が昭和に築きその時代を守り、平成元年に私が代表者交代をし、何とか平成を守ることが出来ました。そして昨年息子が入社し、今年、新しい年号令和が始まりました。 仕事の内容も金属プレス加工、組み立て加工に始まり、時代の変化とともに抜く物が金属からフィルムに代わり、フィルム抜き加工も下降線をたどり、フィルム抜型作成を主とした製造に代わり、ワイヤーカット技術を利用した精密部品加工を主とする加工業に代わってきています。今年の最後も、写真も様な1円玉と比べるといかにも小さな部品の作成をして終わります。 この小さな部品を2,000個作るのに約200時間、自動機で動かしても8日以上かかる大変な仕事です。 得意先で見れば、最初の頃の得意先はすでに無くなり、プレス加工をしていたころの得意先の売り上げも無くなり、フィルム抜き加工を行った得意先、フィルム抜き金型を主に収めていた得意先の売り上げも無くなり、激動で変化のある時代でした。 近隣を見回せば、機械加工を主とするいわゆる町工場はすっかり姿を無くし、下町の工場群も経営者が年を取るとともに減少の一途をたどっております。 仕事の動きも世界情勢と関係を共に、製造の場を海外に移動しております。今年は米中の貿易戦争のあおりを受け、先が見えない年でした。 それでも世界は進歩しています。次の時代に生きられる企業として、願わくば100年企業を目指し、地道に頑張って次の世代に継いで行きたいと思います。