ワイヤーカット微細油加工でミクロの部品加工に挑戦します

オクギ製作所の紹介です。

“町工場の匠 本気すぎる遊び“  として、

  SKDの焼き入れ材で作った、ジグソーパズルが   TBSテレビ朝の報道番組”あさちゃん“の中で紹介されました。

 

会社のロゴを、加工技術で表現

会社のロゴ文字 OKUGIを、金型のパンチにして、180x90x25SKD11の鋼材にワイヤーカット水加工で、片側5μのクリアランスでダイを加工しました。はめた状態で研磨加工をしてみると、文字が消えました。無論パンチ部を持ちあげると、文字がくっきりと出てきます。

 

モジュール0.1のギア4個の連動動画

モジュール0.1のギアを3種類作成致しました。一番大きいギアは、外形φ3.6歯数34枚中心穴φ0.6中間の大きさのギアは、外形φ1.8歯数16枚中心穴φ0.6一番小さなギアは、外形φ0.7歯数5枚中心穴φ0.1で作成し、各々ピッチ円半径で4枚のギアを組み合わせました。ちゃんと回転いている様子をご覧いただけます。

 

鋼球に穴を空け、ワイヤー加工、、、他に出来ない加工を、形に

 φ12mmの鋼球をさらに加工してみました。ワイヤーカット放電加工ならではの技です。星形に加工した後90度回転させ、そこにも穴開けてみました。

 キーホルダーや、携帯のストラップにしてみます。アクセサリー販売サイト、Creemaで展示、販売中

 

高精度、ピッチで、丸穴、角穴同時加工

中心に角穴(0.780x1.480)を加工、その上下にピッチ3.502で、丸穴φ1.974で、加工しました。角穴と丸穴の寸法精度は1μ以下、ピッチは0.5μ以下の精度で加工が可能です。0.05タングステンワイヤー油加工で、同時加工してあります。

角穴のコーナーRは、0.03で仕上っています。高精度で丸穴と、角穴が同時加工できます。工具交換無しでより正確に加工できます。

 加工物は、Bs材 t=1.7mmです。この技術は、導波管関係の仕事に役立ててます。

 

油加工で使用するワイヤー線の種類

 

 当社のワイヤーカット油加工で使用している加工用の線で、溝をSUS t=0.5の板に切ってみました。

 左から3本は、0..030.07の細線の加工で、仕上条件で加工して放電ギャップを最小限に加工してあります。

 放電ギャップは、片側1μ程度で仕上っています。一番細い溝は0.03のワイヤーで加工し、0.0320.033の溝です。加工条件を巧みに組み合わせ、この数値を達成しました。通常は、0.02ワイヤーでないと出来ないようです。この条件で加工すると、最少Rは、0.02mmが可能です。

 その隣が、0.05ワイヤー線での加工は、0.0520.053の溝です。最少Rは、0.03も可能です。0.07ワイヤ―線では、0.0720.074の溝で、ほとんど人の髪の毛の太さです。

 0.1ワイヤーで、0.1060.1080.15ワイヤーで0.1600.1900.20ワイヤーで0.2100.250です。 

 0.1以上の線では、1st条件、2nd条件で加工することにより、溝の太さは変わります

 特に0.03の細線の微細加工は、多くの企業はやっておりません。

当社は、20年ほど前より、シチズン電子の仕事をしていまので、細線加工の多くの経験、実績、加工データーがあります。

 

導波管関係のワイヤー加工

 ワイヤーカット油加工では、通常の水の冷却加工に比べ非常に良い面精度で加工が出来ます。

 特に長い角穴加工では、下穴を細穴加工機で行い、細線のワイヤー加工で行うことにより、鏡面に近い面が得られます。写真に写した製品は、長さが70mm以上あり、貫通穴を加工し、ワイヤー油加工により仕上ました。わかりやすくするため、左側の面を見えるようにカットしました。

 数値的に言うと、0.1sで、水加工の0.2sに比べると良さがわかると思います。 

 また中央の角穴と、外周の丸穴との位置関係も、機械精度で加工できます。材料を溶かしながら加工する放電加工では、若干の塑性変形による位置ずれが出ますが、以下のピッチで精密加工が可能です。

 


装飾品加工にも、挑戦

 ネックレスとピアスをワイヤーカットで作りました。1個のネックレスでも24ピースから出来てます。金と銀の0.3mmの地金をジグソー形状で加工し、板の上に接着テープで張り付け、枠の中にはめ込んで有ります。
 小さいピアスも同様に作ってあります。近くの装飾を仕事にいている専門家に手伝って頂き、かわいらしく商品にしてみました。
 非常に手が込んでいるので、費用がかかりすぎ、とても販売を考えた品物では無くなりました。綺麗ですが、手間がかかり過ぎます。Creemaで、展示してあります。
 展示会などで、見て頂くことにします。

 

コンタクト、半導体関係の製品の作製

 当社で行っているワイヤーカット油加工の主な加工は、コンタクト部品の製作、半導体部品の接点等の精密部品加工があります。

 ワイヤーカット油加工の利点は、面精度が良い、寸法精度が良い、鉄系材料の加工に錆の発生が無い等の点が挙げられます。

 弱点は、加工に時間がかかる点です。時間がかかると、コストに影響します。

 微細な製品を効率よく製作するために、多くに冶具を社内で作成し、いろいろな加工に対応しています。

また長年の経験による加工条件などから、より細い溝の加工や、小さなR形状の加工に対応します。

 いろいろな微細加工が、国内外から問い合わせが来るようになりました。

 後処理の金メッキ、PdCoメッキにも対応、部分研磨加工も一括受注しています。 

展示会や、中小企業を取り上げてもらう記事をおおくの本に載せ、ネット等でもより見つけやすくしてもらう手段も取っています。

 

溝の位置を測定し、その中央にスリット加工

 上の穴が、φ0.7の穴です。0.02の凹が2あり、その間が0.07mmで加工した製品の真ん中に、0.04の溝を作りました。顕微鏡測定機で位置を測り、加工しました。

 この写真は、50倍の拡大図です。大変な加工でした。

 小さな会社ですので、小さな部品加工が得意です。

 

医療関係部品加工の仕事

 最近は医療関係の微細加工の依頼が来ています。

 どのように使うかはわかりませんが、内視鏡の先端に入る鉗子の先端部のスリワリ加工等、0.03ワイヤーで0.04以下の溝を作る加工が主です。超硬の表面に、クロスカット状の山を加工し、鉗子の先端部に使用する製品もあります。

 小さな部品の勘合の際に必要とされるカラーも、注文が来ています。外形がφ1.3程で、肉厚が0.04で作成してあります。この加工も、0.05ワイヤーで行ってます。 外形がφ2.0mmの中に、穴が3個 空いている製品も、加工してます。

 SUSのφ0.5パイプに、半円形にカット加工してあります。バリの発生を最小に抑える加工を、マイクロスコープを利用し、ワイヤーカット油加工で行いました。

 メジャーを置いてあるので、小さな部品ということがわかると思います。無論精度も5ミクロン以下の精度を保証しています。小さな部品で、加工革命を起こします。 

 ワイヤーカット油加工ならではの製品だと思います。

 

 

 

微細なV溝加工

いろいろなテストピースの加工が可能です
球の一部にスリット状の切り込みを、0.05mmぐらいから深さを変えたり、幅を変えた加工を行い、破壊テスト部品などの作成をしています。
写真の製品は、0.19幅のV溝を0.03ワイヤーで加工した拡大写真です。
油ワイヤー加工で行いますので、ほとんどの金属であれば加工可能です。

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